インドの南東に浮かぶ島、スリランカ。
2017年にインドのマドゥライ地域まで行き、この島も目と鼻の先であったのだが、その後は訪問の機会を逸し続け、2024年の年末にようやく訪問することができた。
それすらも、インド渡航の帰り道に、正味2日だけの滞在であった。
疎かにしているようで、いささか申し訳ないような気分である。
しかし2日の弾丸渡航であっても、この国の鉄道情景が素晴らしいものであることを実感するには十分であった。
Colombo
කොළඹ / கொழும்பு / コロンボ
Dec 2024 / コロンボ駅
スリランカに到着してまず圧倒されるのは、コロンボ・フォート駅の優美かつ無骨な迫力である。
大英帝国の最盛期を物語るかのような建造物に、南アジアらしい喧騒。
この駅に来るだけであっても、スリランカを訪れる価値があると言って良い。
Polgahawela
පොල්ගහවෙල / பொல்காவலை / ポルガハウェラ
Dec 2024 / カダガナワ〜マホ線 / "Rail Bus" 列車ほか
コロンボから東に進んだ此処ポルガハウェラの街に、珍しい列車ありと聞いて降り立った。
"Rail Bus"という列車名の通り、バスの車体に鉄輪を履かせて、2両背中合わせに繋いだ列車である。
元となったバスと見比べても、大した改造は加えられていないことがよく判る。
運転手がアクセルを踏むと、小さな車体は跳ねながら線路の上を駆けていく。
お世辞にも乗り心地が良いとはいえないが、地元の学生や農民の貴重な足になっているようで、終着駅に着く頃には座席は満席となっていた。
Dec 2024 / ポルガハウェラ駅 / Class M5
ポルガハウェラを訪れた理由は、もう一つあった。
このあたりでは、日本が製造しスリランカに納入したディーゼル機関車 Class M5が現役と聞いていたのだ。
幸いにして、夜明け前にポルガハウェラに到着してすぐ、駅に佇むClass M5を見つけることができた。
前照灯を輝かせ出発を待つ日本製機関車の姿に、幼き頃に雑誌で見たEF58の姿を重ねつつ一枚。
Kadugannawa
කඩුගන්නාව / கடுகண்ணாவை / カダガナワ
Dec 2024 / カダガナワ駅付近 / Class M5
カダガナワのあたりは、特に曲線や勾配、隧道が連続する山越え区間となる。
早起きして線路伝いに歩き、Class M5が岩肌すれすれを駆け抜ける姿を射止めた。