モルドバである。モルディブではない。
旧ソ連の構成国で、ウクライナとルーマニアに挟まれた内陸国。
ワインなどは有名ではあるが、悲しいことにヨーロッパの最貧国の一つでもある。
しかし逆境なんのその、地域の足となるべくソ連時代に製造された旧型車両が老体に鞭打って働いていた。
Chisinau
Chișinău / キシナウ
Aug 2017 / キシナウ駅付近
モルドバ鉄道の代名詞といえば、紅色のディーゼルカー、Д1型である。
流線型の先頭部には連結器やライトの類がごつごつと取り付けられており、日本で戦前に製造された「流電」を想起させるが、これで1964年製造開始というから面白い。
日本では新幹線0系電車が製造されていた頃である。
そのほかにも、珍しい水色塗装となったM62型機関車の初期型など、2017年当時のモルドバには愉快な車両が多数存在した。
趣味人としては残念なことに、その後は新型機関車に置き換えられてしまった模様である。
Drochia
ドロキア
Aug 2017 / ドロキア駅付近
この街に立ち寄ったのは強い理由があるわけではなく、ただ大手ホテル予約サイトで宿を確保できたこと、周囲が開けていて鉄道撮影がし易そうだったことくらいの理由である。
しかし着いてみると、街の人は皆優しく、特に高校生くらいの美人姉妹が街案内をしてくれたので、私はこの街がすっかり好きになってしまった。
肝心の鉄道はというと、観光にかまけてあまり時間を割けていないのだが、それでも旧型機関車が偶然来たりと、こちらでも「ツイていた」思い出がある。