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Uzbekistan

ウズベキスタン共和国
2025年訪問

旧ソ連の構成国の一つ、ウズベキスタン。
2010年代までは鉄道撮影が厳禁だったとも聞くが、2025年に初訪問した際には駅構内も沿線も地下鉄も全て自由に撮影することができた。
ロシアや中国からの新型車両も導入されつつあるが、一部ではまだ旧ソ連の旧型車両の活躍も見られる。

 
Tashkent

Toshkent / タシュケント

May 2025 / タシュケント地下鉄

首都タシュケントでは、中央アジアで初めて開通した地下鉄が見られる。
駅ホームの荘厳な装飾など、あまりにも有名なので詳細の説明は不要であろう。
個人的には、国鉄タシュケント駅からも近いKosmonavtlar駅が一番好みであった。

May 2025 / タシュケント駅 / ВЛ60 (入換機関車)

それよりも意外だったことは、首都タシュケントですら、構内入換用として旧式のВЛ60型機関車が現役だったことである。
二千と数百両が製造されたВЛ60シリーズの、最後の残党である。
白と青のウズベキスタン国鉄塗装は、ブルーモーメントの空によく似合っていた。

 
Bukhara

Buxoro / ブハラ

May 2025 / カガン駅付近 / ブハラ〜カルシ近郊列車

ブハラから南東に伸びる路線には、貨物列車のほか、1日1往復の近郊列車も走っている。
2024年に訪問した先駆者の情報では2TE10型牽引だったらしいが、2025年時点ではTEP70型が運用入りしていた。
一時的なものなのか、恒久的なものなのかは不明。
いずれにせよ、数千馬力の機関車で2両ぽっちの客車をトロトロ引っ張ってゆくというのは、なかなか愉快で良い。

 
Fergana

Farg‘ona / フェルガナ

May 2025 / アンディジョン駅付近ほか / フェルガナ盆地近郊列車

フェルガナ盆地のコーカンドとアンディジョンを結ぶ近郊列車。
時刻表の上では「エレクトリーチカ」(電車) 扱いだが、実際にはご覧のように機関車牽引での運転となっている。

2025年現在、牽引機には中国製の新型機関車とソ連時代からののВЛ60型機関車が混用されている。
写真のВЛ60は製造から60年以上が経過しているが、モスクを思わせる晴れやかな塗装に改められ、いまなお矍鑠としている。
旧ソ連広しと雖も、最後のВЛ60牽引の定期客車列車だろう。

このフェルガナ盆地あたりはタシュケント以西とは山脈で隔てられている。
ソ連時代は両地域は周辺国を介して接続していたのだが、ソ連崩壊後は鉄道網が国ごとに分断。
タシュケントとフェルガナを結ぶ鉄道トンネルが開通したのは、つい最近の2016年のことである。
今や旧ソ連諸国でも珍しい旧型機がこの地で生き永らえているのは、こういった事情が背景にあるのかもしれない。
そう考えると、以前訪問したナヒチェヴァンとも少し似ている。

余談だがこの列車の国鉄公式の時刻表は、かなりのハイペースである。
失礼ながらどうせ遅れるのだろうと思ったが、意外にも時刻表に則って、かなりの高速運転していた。
道路事情があまり良くはない同国では、車での追いかけ撮影は全く間に合わなかった。
(とはいえ、謎の東洋人のために限界いっぱいまで車を飛ばしてくれた運転手のA氏には感謝してもし切れない)

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