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Sweden

スウェーデン王国
2024年訪問

物価の高い北欧の国々に行くことなど、節約旅行を重ねていた学生の頃には思いつきもしなかった。
ただ、社会人になると不思議な巡り合わせもあるもので、2024年には実に二度も北欧の地を踏むことになった。
もっとも、レストランのメニューに書かれた数字を見て、目の玉が飛び出る思いをするのは変わらないが……。

 
Gothenburg

Göteborg / ヨーテボリ

Sep. 2024 / Gothenburg

ヨーテボリの路面電車には、以前からずっと興味を惹かれていた。
近年は西欧諸国で製造された低床電車が幅を利かせているが、一方でスウェーデン独自設計の旧型電車もまだまだ元気に活躍しており、我々趣味人を楽しませてくれた。

M29型電車 (右) は通常運用に入っている最後の旧型トラムで、スウェーデン国産の路面電車で連綿と受け継がれてきた彫りの深い流線型デザインを持つ最後の形式でもある。
どこかアメリカのPCCカーをも思わせるが、不思議な割り付けの前照灯だったり、腰高で間延びした印象のある窓配置だったりと、ユーモラスな雰囲気を持っているのがまた素敵である。

M23型電車 (左) は博物館収蔵のヘリテージ・トラムだが、週末はかなり頻繁に軌道に出てくる。
もっと古い2軸車なども同じく保存運転されているが、私はこれくらいの - つまり20世紀中頃に製造されたボギー車が大好物であり、出会えた喜びも一入であった。
1949年製造とは思えないスマートな車体に、不釣り合いなほど不格好な大型パンタグラフがなんとも愛おしい。

Sep. 2024 / Gothenburg

流線型のM29型を追いかけながら、街をひとり歩く。
太陽高度の低い北欧の港町には、どこか他の欧州の国と違うもの寂しい気配があり、そこに新橋色のような水色の電車がよく似合っていた。

 
SJ AB

Statens järnvägar aktiebolag / スウェーデン国鉄

Sep. 2024 / Åsa駅

スウェーデン国鉄の客車列車は、黒づくめのコルゲート車体に黄色と赤の差し色。
森博嗣氏の小説「ZOKU」に登場しそうな出立ちである。
トラムの穏やかなデザインとの温度差には驚かされるが、そういえばこの国はヘヴィ・メタルの大国でもあったのだと思い出し、妙に納得したのであった。

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